映画小道具の銃で2人死傷、A・ボールドウィンさんが発射 米
(CNN) 米西部ニューメキシコ州で21日、映画「ラスト」の撮影中に俳優アレック・ボールドウィンさんが小道具の銃を発射し、撮影監督の女性が死亡、監督の男性が負傷した。法執行当局がCNNに寄せた声明で述べた。
サンタフェ郡の保安官事務所によると、撮影監督のハリーナ・ハッチンズさん(42)はヘリコプターでニューメキシコ大学病院に空路搬送されたものの、病院関係者によって死亡が確認された。
監督のジョエル・ソウザさん(48)は治療のため救急車で病院に運ばれた。詳しい容体は公表されていない。
声明は「捜査員によると、撮影されていたシーンでは当時、小道具の銃を使用していたとみられる」と指摘。「発砲の状況や発射物の種類については捜査中だ」と述べた。
この事案が発生したのは現地時間の21日午後1時50分ごろ。
「ラスト」は1880年代を舞台とする西部劇で、出演者にはボールドウィンさんのほか、トラビス・フィメルさんやジェンセン・アクレスさんが名を連ねる。
保安官事務所は「捜査の結論は出ておらず進行中だ」と述べ、これまでのところ訴追を行っていないと明らかにした。