民家に銃撃、寝室で遊んでいた13歳少年が死亡 米アラバマ州
(CNN) 米アラバマ州タスカルーサで民家に銃弾が撃ち込まれる事件があり、自分の寝室にいてタブレット端末のiPadで遊んでいた13歳の少年が死亡した。
タスカルーサ警察の発表によると、現地時間の15日夕、少年が自室に座っていたところ、この家に向かって撃ち込まれた銃弾が窓を突き抜けて少年の頭部に当たった。
「13歳少年の両親と家族は、自分たちにできることは何もないと悟り、ただ通りの反対側に立って走り去る救急車を見つめるしかなかった」と警察は述べている。
警察が現場に駆け付けたのは午後6時20分ごろ。捜査の結果、この家の前で多数の薬きょうが見つかった。その数があまりに多かったことから、警官は名刺を折って証拠保全のために利用した。
タスカルーサ警察のブレント・ブランクリー署長は「理不尽な殺人」と位置づけ、子どもが犠牲になったことを非難した。
タスカルーサ警察の捜査員はCNN提携局WBRCの取材に対し、偶発的な銃撃ではなかったとの見方を示し、「故意の銃撃だったが、恐らく(少年が)狙われたわけではなかった」と説明。容疑者の洗い出しを進めるとともに、複数の車両の行方を追っていることを明らかにした。
捜査員はさらに、「何発も発砲があったので、間違いなく気づいた人がいるはずだ。夕刻で外は暗くなかったので、目撃した人は名乗り出てもらいたい。これが自分の家族だったらと考えてほしい」と呼びかけている。