米ヒューストンの音楽フェス 死者は10~20代、13人が入院
米ヒューストン(CNN) 米テキサス州ヒューストンの音楽フェスティバル会場で死亡した8人のうち、7人の年齢は14~27歳と判明した。ターナー市長が6日夜の記者会見で発表した。
ターナー氏によると、死亡したのは21歳と23歳が2人、14歳、16歳、27歳が各1人と判明した。残る1人の年齢は不明。病院へ搬送された25人のうち13人が入院中で、このうち5人は18歳未満だという。
同氏は会見で、現場で何が起きたかを徹底的に調べて再発防止を図ると述べた。
現場は同市内のNRGパーク。今年3回目を迎えた「アストロワールド・フェスティバル」が、7日まで2日間の予定で開催されていた。2日目のイベントは中止された。
場内は約5万人の観客で満員だった。午後9時すぎに主催のラップ歌手、トラビス・スコットさんの演奏が始まる直前、観衆が押し合いながらステージに殺到した。
会場では同日午後にも、招待客の入り口を突破したグループが乱入し、1人がけがをする騒ぎがあった。
2019年には同じ音楽フェスで数千人が場内になだれ込み、3人が転倒して病院に収容されていた。
スコットさんはこの惨事に「打ちのめされている」とツイートし、警察の捜査に全面的に協力すると表明した。