米裁判所、ブリトニー・スピアーズさんの成年後見制度を解除
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の上級裁判所は12日、米歌手ブリトニー・スピアーズさんに対する成年後見制度の適用を解除した。スピアーズさんは13年間にわたって成年後見を受けていた。
スピアーズさんの弁護士は法廷で、金銭管理や身の回りの世話に関する「セーフティーネット(安全網)」が用意されていると説明。「今日ついに成年後見を終わらせる時が来た」と述べ、裁判所の判事に謝意を示した。
判事によると、資産は今後、財産後見人からスピアーズさんの信託に移管される。スピアーズさんに対する医学的な評価を行う必要ないという。
裁判所の判断に対する異議はなかった。
スピアーズさん本人は審問に出席しなかったものの、裁判所の外では支持者数百人が今回の判断に喜びの声を上げた。
スピアーズさんは12日午後、インスタグラムで感謝の気持ちを共有し、「ファンの皆さんが大好き。クレイジーね」「きょうはずっと泣いて過ごすと思う。人生最良の日になった。神様をたたえよう」とつづった。
スピアーズさんは父親のジェイミーさんと法廷闘争を繰り広げ、先月にはジェイミーさんの後見人資格が停止された。ジェイミーさんは2008年からスピアーズさんの後見人を務め、金銭面や医学的な判断を監督していた。
スピアーズさんは今夏に法廷で後見解除を求めた際、これを「虐待的」と形容。自分の意思に反して公演や避妊、服薬を強制されてきたとも証言し、「人生を取り戻したい。13年になる。もうたくさん」と訴えていた。