アレック・ボールドウィンさん、「引き金引いてない」 撮影現場での誤射めぐり

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ABCニュースのインタビューに答えるアレック・ボールドウィンさん/ABC News

ABCニュースのインタビューに答えるアレック・ボールドウィンさん/ABC News

(CNN) 米俳優アレック・ボールドウィンさんが米ABCニュースの番組で、新作映画「ラスト」の撮影現場で小道具の銃が発射され撮影監督が死亡した出来事について語り、自身は銃の引き金を引いていないと話した。

ボールドウィンさんは10月の発砲の件以降で初めて対面形式のインタビューに登場。1日に公開されたダイジェスト版で、「引き金は引かれていない。私は引き金を引かなかった」と話した。

ボールドウィンさんは、なぜ台本に書かれていないのに撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんに銃口を向けて引き金を引いたのかと問われると「誰に銃口を向けたことも、それから引き金を引いたこともない。決して」と答えた。

現場で使用した拳銃にどうして実弾が装填(そうてん)されていたのか分からないとし、「誰かが銃に実弾を装填した。銃に入っているはずのない弾丸だ」と述べた。

ハッチンズさんについて語る際、感情的になったボールドウィンさんは、涙をこらえる様子を見せ、「彼女は一緒に働く人々皆に愛され、好かれ、称賛される人だった」と評し、「現実とは思えない」と付け加えた。

さらに今回の出来事は自身にとってこれまでで最悪の出来事かと問われると、ボールドウィンさんはその通りだとし、「なぜなら何度も振り返り、何ができただろうかと考えるから」と述べた。

インタビューはABCで2日夜に放送される予定となっている。

この一件は今年10月、リハーサル中に発生。撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが死亡したほか、監督のジョエル・ソウザさんも負傷した。

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