女子ハンドボールチームの更衣室に隠しカメラ、警察が捜査 独
(CNN) 女子ハンドボールのドイツ1部リーグに所属するTuSメッツィンゲンは22日までに、選手たちの更衣室から2個の隠しカメラが見つかったことを明らかにした。現在警察が捜査を行っている。
クラブが21日に出した声明の中で、チームを率いるフェレンツ・ロット監督は「極めて不快なこの行為は、我々が直接的な信頼を置いていた人物によるものでもある。ただただ衝撃的で、全員に多大な影響が及んでいる」と述べた。
クラブは差し迫った疑いのかかるこの人物との関係を即時解除したと明らかにした。しかし声明では人物を特定しておらず、チームでの役割にも言及しなかった。
ロット監督は「事件について、チームで徹底的に話し合った。選手たちが非常に強く結束し、次の試合を戦う決断をしたのに感銘を受けた」と説明。そのうえで、警察や協会、他チームによる多くの支援に感謝の言葉を述べた。
19日に行われた当該の試合の後、チームはソーシャルメディアへの投稿で、女子ハンドボール界として今回のような脅威に立ち向かう姿勢を示した。
地元紙の報道などによると、警察は事件を確認し、容疑者が現時点で逃亡中だと明らかにしたという。
女子ハンドボールリーグのアンドレアス・ティール会長は事件について、こうした犯罪行為はリーグ及び各クラブの掲げる価値観と相反すると強調。TuSメッツィンゲンへの全面的な支援を約束するとともに、予定通り試合を行う選択をした選手たちに「最高の敬意を払う」と述べた。