16歳のインド人少年、世界最高のチェスプレーヤーから勝利収める
(CNN) オンライン形式で開催されているチェスの国際大会「エアシングス・マスターズ」で、16歳のインド人選手、ラメーシバブ・プラグナマンダさんが、世界最高のプレーヤーとされるノルウェーのマグヌス・カールセン氏から勝利を収めた。
プラグナマンダさんは今回の試合で、年齢や経験差に似合わない冷静さを保った一方、世界チャンピオンの座を5度獲得しているカールセン氏は相手に好機を与えるミスを犯したかのような様子を見せた。
同氏は試合の主導権を握ろうと苦闘したものの、プラグナマンダさんはチャンスを与えず、ついに勝利を手にした。
勝利が確実になると、プラグナマンダさんも偉業を意識し始めたのか、驚きで口元を押さえる仕草をみせた。
試合後に「純粋にとてもうれしい」と話したプラグナマンダさんは、勝利をどう祝うつもりかとの問いかけに対し、インドに拠点を置いて夜遅くに試合をこなしていることから、「そろそろ寝る時間だと思う」と、現実的に回答。「午前2時半に夕食を取るつもりはないので、そろそろ就寝する」と述べた。