アーティスティックスイミングの米代表選手、プールで意識失う コーチが飛び込み救出
22日、アルバレス選手のルーティンの終盤にかけて、フエンテス氏は同選手の足が通常より青ざめているのに気付き、注意を払っていた。その後アルバレス選手の体が沈み、呼吸をしに上がってこないのを見てプールに飛び込んだという。
「行くべきかどうか自問さえしなかった。これは待っていられないとしか考えなかった」(フエンテス氏)
ライフガードの反応が遅いと感じたかと問われると、自分の方が問題を見つけやすかったと指摘。理由は「アニタのことも競技についても熟知している」からだとした。
競技を統括する国際水泳連盟(FINA)は、救助のスピードに関するCNNのコメント要求には応じなかったものの、23日に声明を出し、アルバレス選手とそのチーム、医療スタッフと連絡を取っていると明らかにした。同選手が意識を失ったことについては「医療上の緊急事態」だったとしている。
アーティスティックスイミング米国代表のインスタグラムへの声明で、フエンテス氏はアルバレス選手について、23日は休養を取り、医師の診察を受けて24日に予定されている団体種目に出場可能かどうか確認すると述べた。
医師の診察したところによると、心拍数や血圧など、あらゆる数値は正常だったという。