イングランド代表のスターリング選手、自宅が強盗被害に遭いカタールから帰国
(CNN) サッカー・イングランド代表で活躍するラヒーム・スターリング選手がワールドカップ(W杯)開催中のカタールから帰国していたことが6日までにわかった。自宅が強盗被害に遭ったためだという。
英サリー州の警察は5日、CNNの取材に答え、同州オクショットから通報のあった強盗事件について捜査していると述べた。当該の住所の住人は海外旅行から戻った後の3日午後9時前に警察に連絡。時計などを含む貴金属類が数多く盗まれていたと訴えた。
現時点で、犯行がいつあったのかは不明。詳しい聞き込みや監視カメラなどの確認もまだ完了していないという。
これより前には武装した犯人が住人のいる間にスターリング選手の自宅に侵入したとの見方も出ていたが、警察は声明で現在のところそうした目撃情報はなく、事件を巡って暴力が絡んだとする報告も寄せられていないと説明した。
事情を把握しているある人物がCNNに明らかにしたところによると事件は3日夜に発生。スターリング選手は「動揺し」、子どもたちが無事かどうか「不安な」様子だったという。
状況が許せばスターリング選手がカタールへ戻る可能性もあるとこの人物は指摘しつつ、現在のところ本人は「家にとどまり家族を支えることに注力している」と付け加えた。今後数日は具体的な情報が出る見込みがないとも述べた。
イングランド代表は10日、大会準々決勝でフランス代表と対戦する。
セネガル代表を3―0で下した4日の決勝トーナメント1回戦の試合をスターリング選手は欠場。サウスゲート監督はスターリング選手と時間をかけて話し合ったとした上で、大一番を前に望ましい状況ではないとしながらも、こうした場合はチームよりも個人の事情の方が重要になるとの認識を示した。
スターリング選手は今大会、イングランド代表のグループステージの2試合に出場。6―2で勝利したイラン戦でゴールを決めている。