米誌タイムの「今年の人」にウクライナ大統領
ゼレンスキー氏は2019年4月、41歳で大統領に就任。コメディアンからTVプロダクション企業の共同設立者、さらに戦時下の大統領へと、短期間のうちにユニークなキャリアをたどってきた。
ウクライナの在英大使館によると、ロシアに狙われているとされながらキーウに残った同氏は米国に対し、「戦いはここで起きている。車に乗せてもらう必要はない。弾丸が必要だ」と訴えた。
同氏は恐怖の代わりに勇気を広め、自由を守るために国民を団結させ、民主主義や平和のもろさを世界に思い知らせたという理由で、今年の人に選ばれた。
昨年の「今年の人」は米実業家イーロン・マスク氏だった。07年にはロシアのプーチン大統領が「今年の人」に選ばれた。必ずしも名誉な肩書とは言い切れないが、世界の出来事に影響を与えた人物に贈られる。