25歳のGK、PKストップ直後に倒れ急逝 ベルギー
(CNN) サッカーのベルギー地域リーグに所属するビンケル・スポルトBチームのゴールキーパー、アルネ・エスピール選手が死去した。25歳だった。報道では試合中にペナルティーキック(PK)を止めた後に倒れ、そのまま亡くなったという。
ベルギーのメディアの報道によれば、当該の試合は11日、西フランダース州にあるビンケルのホームで開催された。ビンケルが2―1でリードした後半、相手チームにPKが与えられた。
エスペール選手はこれをセーブ。報道によると興奮気味に喜んだ直後、昏倒(こんとう)したという。
救急隊がすぐさまピッチに入り、除細動器を使って蘇生を試みたものの、間もなく死亡が確認された。
ロイター通信によれば13日夜に検視が行われ、死因を確定する予定だったが、現時点で結果は公表されていない。
試合中はエスペール選手の弟もベンチ入りしていたと報じられている。
ビンケル・スポルトは声明でエスペール選手に弔意を示した。13日夜に開かれた追悼集会には1000人を超える人々が集まった。
ビンケルのスポーティングディレクターを務めるパトリック・ロサート氏はメディアの取材に答え、エスペール選手について、同クラブの生え抜きでとても愛されていたとコメント。大変に思いやりがあり、いつも陽気で面倒見も良かったと、故人を偲(しの)んだ。