「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」、公開時の興行収入は予想に届かず
(CNN) ハリソン・フォード主演のシリーズ映画第5作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が世界で公開された。初日から3日間の興行収入は、事前の予想を下回った。
3日間の興行収入は米国が6000万ドル(約87億円)、米国以外が7000万ドルとなり、世界興行収入は1億3000万ドルだった。
報道によると、シリーズ最終作となる同作品の制作費は約3億ドル。公開時の興行収入は予想に届かず、黒字を出すためのハードルは高くなった。
前評判もそれほど振るわなかったが、それでも公開時の興行収入はトップだった。米国が祝日に当たる4日までの5日間では8200万ドルと予想されている。
ファンの評判も、4作目の「クリスタル・スカルの王国」(2008年)に比べると上々だった。ただし同作品の公開時の興行収入は1億ドルに達していた。
フォードは「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981年)以来、40年以上にわたってインディ・ジョーンズを演じてきた。6月のCNNのインタビューでは、今回の最終作について、これで完結したと感じてもらいたいと説明。「年齢の問題に正面から向き合いたい。自分の年齢を隠すのではなく、それを生かしてストーリーを語りたい」と語り、その目標は達成できたと「非常に強く」感じていると言い添えた。
40年以上も演じてきたキャラクターに別れを告げることについては「私も大人になるべき時」と冗談交じりにコメントしていた。