米プロゴルファーのグレイソン・マリーさん死去、30歳 両親が自殺と明らかに
(CNN) 米プロゴルファーのグレイソン・マリーさんが死去した。30歳だった。両親は米プロゴルフ協会(PGA)ツアーを通じて発表したコメントで、自殺だったことを明らかにした。
「PGAツアーと全ゴルフ界から寄せられた支えに感謝します。グレイソンにとって人生は必ずしも簡単ではありませんでした。彼は自らの命を絶ちましたが、今は安らかに眠っています」。両親のエリックさん、テリーさんはそう述べている。
マリーさんの死亡はPGAツアーが25日に発表した。その前日、マリーさんは、病気を理由に米テキサス州フォートワースで行われた「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」を棄権していた。
今年初めに開かれた「ソニー・オープン」では、6年半ぶりの優勝を果たした。この間、心や体の健康問題で苦しんでいたことを自ら告白していた。
マリーさんは米ノースカロライナ州ローリー出身。2006年、07年、08年にIMG世界ジュニアゴルフ選手権で3連覇を達成し、世界最高のジュニア選手の一人として注目された。
16歳の時に出場した選手の育成を目的とするPGAのコーン・フェリーツアーでは、史上2番目の若さで予選を通過。19歳でUSオープンに出場し、23歳だった17年にバルバソル選手権で優勝した。