パリ五輪に出場するため指の一部切断 豪代表ホッケー選手の選択

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五輪出場のため、負傷した指の一部を切断する選択を下したホッケーのM・ドーソン選手/Mark Brake/Getty Images for Hockey Australia via CNN Newsource

五輪出場のため、負傷した指の一部を切断する選択を下したホッケーのM・ドーソン選手/Mark Brake/Getty Images for Hockey Australia via CNN Newsource

(CNN) パリ五輪の開幕を前に、選手たちはライバルに負けじと準備に余念がない。

しかしオーストラリア代表のホッケー選手、マット・ドーソン選手(30)の場合、今年の準備はやや様相が異なっていた。五輪に出場するため、指の一部を切断するという選択を下したからだ。

ドーソン選手は練習試合でホッケーのスティックが当たり、右手薬指を負傷した。自身3度目の五輪となるパリ大会にオーストラリア代表として臨むわずか2週間前の出来事だった。

このときの衝撃で指の先端部がほぼちぎれ、五輪出場の夢に暗雲が立ちこめた。

五輪開幕を前にパリからCNNの取材に応じたドーソン選手は、「指にひどい怪我(けが)を負った。周囲にいる人々が無言でのぞき込んでいるのを見れば、非常に悪い状況であることははっきり分かる」と振り返った。

「あっという間の出来事だった。私が覚えているのは、『整形外科医に見せないと』という誰かの声だけだ」

指の損傷具合はひどく、「外科医から『まだつながっているのは非常にラッキー』と言われた」という。

2度の五輪出場経験を持つドーソン選手に与えられた選択肢は二つ。ワイヤーを埋め込んで指の再建を試みることもできるが、その場合は4~6カ月静養して完全回復を図り、五輪出場は見送ることになる。もう一つ、指の損傷部を切除するという選択肢もあった。

代表メンバ―として2020年東京五輪で銀メダルを獲得したドーソン選手は後者を選び、損傷部の切断手術を受けた。もう一度五輪で栄光を目指したいという一心だった。

負傷からわずか9日後の27日、ドーソン選手はオーストラリア代表の一員としてアルゼンチン戦に臨む。

ドーソン選手は手術について、「ここでプレーするための最高のチャンス、最高の機会を与えてくれたのは明らか。もし手術に踏み切っていなければ、私はこの場所にいないだろう」と説明。手術のおかげで、今後の人生にとっても「最高の見通し」が得られたと話している。

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