俳優アル・パチーノさん、新型コロナ感染で一時心肺停止に

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アル・パチーノさんが新型コロナの感染で一時心肺停止に陥ったときのことを振り返った/Dimitrios Kambouris/Getty Images

アル・パチーノさんが新型コロナの感染で一時心肺停止に陥ったときのことを振り返った/Dimitrios Kambouris/Getty Images

(CNN) 米国の名優アル・パチーノさん(84)がこのほど、2020年に新型コロナウイルスに感染した際に生死をさまよったときのことを明らかにした。

パチーノさんはニューヨーク・タイムズ紙とピープル誌のインタビューに答え、感染時の体験や、一時的に心肺が停止したときのことを振り返った。

パチーノさんによれば、「いつになく気分が悪い」と感じ始め、その後、発熱して、脱水症状に陥った。家の中で座っていたら意識がなくなり、「脈がなかった」という。

数分で救急車がパチーノさんの自宅に到着した。意識を取り戻すと、救急隊員6人と医師2人が居間にいたという。

「彼らは宇宙かどこかから来たような服装をしていた。目を開けてそれを見るのはある意味、衝撃的だった。全員が私の周囲にいて、『戻った、ここにいる』と言った」

パチーノさんは、看護師が脈がなくなっていることを確認した際に、すぐに救急隊に連絡した「偉大なアシスタント」をたたえた。

パチーノさんは、今回の経験によって生き方が変わったかと質問されると「全く変わっていない」と答えた。

パチーノさんは死について考えたことはなかったと振り返りつつ、「一度死んだというのは聞こえがいい」とも語った。

今回の出来事については、自叙伝「サニー・ボーイ(原題)」で詳細をつづっているという。

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