ワールドシリーズのチケット、過去最高値を更新 平均で26万円
ニューヨーク(CNN) 米大リーグのニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースが対戦するワールドシリーズのチケットの値段が、史上最高水準にまで急騰している。
転売サイトのティックピックによると、チケットの値段は過去最高だった2016年をわずかに上回る平均1703ドル(約26万円)前後で推移しており、昨年の平均の倍を超えている。
テキサス・レンジャーズが初勝利を果たした23年ワールドシリーズのチケットは5試合の平均で約776ドル。過去最高値はシカゴ・カブスとクリーブランド・インディアンズ(現ガーディアンズ)が対戦した16年の1691ドルだった。
ワールドシリーズはロサンゼルスで25日に開かれる第1戦で開幕する。この日のチケットはティックピックで最も安い席で975ドル。記録的な高値を付けているのは今シリーズ初めてニューヨークで開かれる第3戦で、立ち見が1476ドル、座席のあるチケットは1790ドルとなっている。
チケット急騰の背景には、米国の2大都市が舞台になるなど複数の要因がある。ドジャースの大谷翔平選手、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手などの大スターも登場する。ヤンキースとドジャースのワールドシリーズ対決は1981年以来、43年ぶり。
試合はFOX系列局で放送され、こちらも過去最高の視聴率が予想されている。