サッカー試合でファン同士の乱闘、警官含む79人負傷 ドイツ
(CNN) ドイツで11月29日に行われたサッカーの試合でファン同士の乱闘事件があり、地元警察によると79人が負傷した。
乱闘はFCカールツァイス・イェーナが地元でBSGヒェミー・ライプツィヒと対戦した4部リーグの試合後に発生。試合は5―0でイェーナが勝利した。
チューリンゲン警察の発表によれば、観戦に訪れていたライプツィヒのファンが、地元イェーナのファンに対して発炎筒を投げつけたことを発端として、観客が双方を隔てるゲートを突破。「短時間の制御不能な衝突」に発展した。
警察は催涙ガスや警棒を使用して介入し、ようやく乱闘を食い止めた。
負傷した79人のうち64人は観客、10人は警官、5人は係員だった。
警察は、この事件に関して計40件を立件し、大規模な器物損壊についても届け出があったとしている。
ライプツィヒは声明を発表し、同チームのファンが発炎筒を投げるなどした行為を「卑劣」と形容する一方で、「少数派の不品行」だったと指摘。人に対して発炎筒を使用するといった暴力は一切容認しないと強調した。
イェーナは「不快な終わり方」だったと述べ、被害者の一日も早い回復を祈るとコメントしている。