語学アプリのマスコット「デュオ」が謎の「死」、歌手デュア・リパさんも追悼

（ＣＮＮ） 米語学学習アプリ「デュオリンゴ」のマスコットだった緑色のフクロウ「デュオ」が謎の死を遂げたことを受け、歌手のデュア・リパさんが哀悼の意を表明している。

同アプリは１１日、デュオの死を公表。Ｘ（旧ツイッター）の公式ページに冗談めかして「現在当局が死因を調査しており、我々は全面協力している。正直なところ、あなたがレッスンするのを待ちわびて死んでしまったのではないかと思うが、本当のところは分からない」と書き込んだ。

デュオリンゴはスマートフォンの語学学習アプリで、４０を超える言語を網羅した１００以上のコースを手軽に学べる形で提供している。新型コロナウイルスの流行中に人気に火が付いた。レッスンをさぼると、ユーザーをからかうふざけたメッセージを送って学習を促すことで知られている。

声明は「彼に敵が多かったことは承知しているが、彼を憎む理由をコメント欄に書き込むことはどうか慎んでほしい」と続け、最後にデュア・リパさんを念頭に、「デュア・リパのプライバシーを尊重して頂きありがとうございます」と締めくくっている。

謎の「死」を遂げたと発表された「デュオリンゴ」のマスコットのフクロウ「デュオ」/Jaque Silva/NurPhoto/Getty Images/File

これに対し、リパさんはＸ上でデュオリンゴの声明に返信。「死が二人を分かつまで」と書き込んだ。

デュア・リパさんとデュオは名前が非常に似ているだけなく、両者を結びつける物語は他にも存在する。

デュオリンゴの代理人は声明で「我々は長年、デュオが彼女に恋しているという設定を中心にブランドストーリーを構築してきた（マディソン・スクエア・ガーデンで行われたコンサートの会場の外でプロポーズしたほどだ）。彼女がデュオの悲痛な運命を認識してくれたことに驚き（と光栄な思い）を抱いている」と説明している。

代理人によると、リパさんのＸでの反応は自然に出たもので、「有料のブランドパートナーシップの一環ではなく、デュオが長年抱いてきた報われない恋心の自然な帰結に他ならない」という。