上海に「ハリー・ポッター」施設、２０２７年開業　米ワーナー発表

（ＣＮＮ） 米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは１２日、中国・上海に映画「ハリー・ポッター」の世界を再現した「ハリー・ポッター・スタジオ・ツアー」を建設する計画を発表した。ワーナーと組む錦江国際集団もウィーチャット（微信）の公式アカウントで同時発表した。

ハリー・ポッター・スタジオ・ツアーは上海にある「錦江楽園」の園内に２０２７年開業予定。ロンドンと東京に続く３施設目となる。

錦江国際集団は「来場者を魅惑の舞台裏へご案内」「ハリー・ポッターの魔法世界を深く知ってもらえる」と紹介している。

現時点で詳細は不明だが、ロンドンでは映画に登場する「ダイアゴン横丁」「９と４分の３番線」「プリベット通り」「ホグワーツ特急」「魔法省」などが再現され、「バタービール」「チョコレートフロッグ」などの味を体験することもできる。

ハリー・ポッター・スタジオ・ツアーが上海にできればロンドン、東京に続く３施設目となる/Warner Bros. Studio Tour Tokyo

敷地面積はおよそ５万３０００平方メートル。園内を一周するにはおよそ半日かかる。

中国のキャラクターが中心だった錦江楽園は、「観光客のニーズに合わなくなった」として１月２６日から休園に入った。改修を経て、２７年にハリー・ポッター施設を中心に営業を再開する。

ハリー・ポッターは中国で絶大な人気があり、北京のユニバーサル・スタジオにもアトラクションがある。

同作品は中国でほとんど検閲されない数少ない外国映画の一つで、登場人物は幅広い年代に愛されている。