スマホより従来型携帯の方が満足度は高い? 米調査
(CNN) 成人のほぼ9割が携帯電話を持っている米国で、利用者の約4分の3が通話が突然途切れるトラブルを経験し、70%は勧誘電話がかかってきたり迷惑メールを受信したりしている実態が、米調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査で明らかになった。
携帯電話でインターネットを利用しているユーザーのうち、約8割はデータ通信速度が遅くなることがあると回答。毎週のようにこの問題を経験すると答えたユーザーが全体の半分を占めた。
スマートフォン(多機能携帯電話)と従来型の携帯電話を比較すると、週に1度以上の頻度で通話が途切れると答えたのは、スマートフォン利用者の35%に対し、従来型携帯の利用者では25%にとどまった。週に1度以上の頻度で迷惑メールが届くという回答もスマートフォンで30%、従来型携帯では21%だった。
従来型携帯も多くはウェブ閲覧や電子メールなどのインターネット機能を搭載しているが、データ通信速度の遅さを問題として挙げた利用者は31%と、スマートフォンの49%より少なかった。従来型携帯電話の利用者はもともとデータ通信への期待度が低い可能性もある。それでも満足度に大きな差があることがこの調査で浮き彫りになった。
調査会社コムスコアによると、米国では携帯電話に占めるスマートフォンの割合がほぼ半数に迫っている。