ネットで賛否両論の「在宅勤務」、在宅勤務者の意見は?
小さなハイテク企業で人事担当として働くキャラ・ケースさん(25)は、会社で在宅勤務が認められているため、1週間おきに自宅のあるサンフランシスコと職場のあるシアトルを行き来している。
ケースさんが在宅勤務で最も恐れているのは、「見えないものは忘れ去られる」という点だ。
そこでケースさんは、在宅勤務中でも常に自分の意見をはっきりと主張し、社内での発言権を確保するために、携帯電話は常に通話可能な状態にし、さらにインスタント・メッセンジャー(IM)で同僚と連絡を取り合っている。
しかし、そのせいでケースさんは、仕事とプライベートの区別がつきにくくなっている。常に同僚と連絡を取り合っていても、コンピューターの電源や電話を切るタイミングを知ることは重要だと語る。
「職場の同僚が在宅勤務者を批判したり、軽視するのを許したりしてはならない。在宅勤務もオフィスでの勤務と同等の価値がある。ただ、在宅勤務の場合は仕事とプライベートのバランスを取る必要がある。さもないと仕事が嫌いになってしまう」とケースさんは語った。