「ツイッター履歴書」が密かな人気 就職成就につながるか
この職には数百人の応募があり、その中から15人に絞り込んで面接を行ったという。
エンテラシスの採用担当者は「この選考過程のポイントは、応募者の履歴書を一切見なかった点にある。純粋にデジタル調査と会話を通じてのみ選考を行った」と解説する。
ただしツイッターが履歴書代わりになるとは思わないとこの担当者は言い、ビジネス向けSNS「リンクトイン」のプロフィルを更新する方が役に立つとも言い添えた。
それでも、ウェブ上で自分の存在をきちんと整理しておくことの重要性は増している。
広告会社オグルヴィ・アンド・メイザーは、香港SNS部門の幹部候補生を募集中。昨年、同様の職種の求人情報を出した時は、「自分のツイッターや新浪微博(中国版ツイッター)のプロフィルに、『達人、カリスマ、エキスパート』などの単語がある方の応募は無用です。私たちが求めるのは、自分ではなく、お客様のプロフィル確立に専念できる人材です」との注意書きを付けた。