フェイスブックCEOのアカウントに侵入、不具合証明も報奨金なし
担当チームのメンバーは対応が遅れた理由として、シュレアテ氏の母国語が英語でなかったこと、同サイトには毎日数百件の報告が寄せられることを挙げた。
フェイスブックは外部の研究者らから問題の報告を受けた場合に報奨金を支払っているが、同氏は「他人のアカウントに侵入する」というルール違反を犯したため、報奨の対象にはならないという。
シュレアテ氏が住むパレスチナ自治区ヤッタは失業率が22%に達し、同氏のような20代の若年層では特に高くなっている。
同氏はキーボードやバッテリーの壊れた5年前のノート型パソコンを使って、フェイスブックの不具合を発見した。
「この情報を悪玉サイトに売ればもうかったかもしれないが、そんな取引をするつもりはなかった。フェイスブックにも金額の交渉はしなかった」と話す一方、報奨金を期待していたのは事実だと述べた。