アル・ゴア氏、ツイッターを買収しようとしていた
ニューヨーク(CNNMoney) アル・ゴア元米副大統領は17日、米ブルームバーグTVの番組で、短文投稿サイトのツイッターを買収しようとしたことがあると告白した。
同番組によると、ゴア氏はかつて経営していた米テレビ局「カレントTV」を共に創業したジョエル・ハイアット氏と共同で、ツイッターの買収を試みたという。
ゴア氏がツイッターに関心を示していたことは、米紙ニューヨーク・タイムズのニック・ビルトン記者がこのほど出版した「ハッチング・ツイッター」でも紹介されている。
同書の描写によれば、ゴア氏はサンフランシスコのホテルで2009年、ツイッター共同創業者のエバン・ウィリアムズ、ビズ・ストーンの両氏と会い、「大量のワインとテキーラ」を注いでいたとされる。
ツイッターを買収しようとしたのはゴア氏だけでなく、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)もツイッター経営陣と会っていたという。
結局ツイッターはどこにも買収されることなく、このほど新規株式公開を申請した。
ゴア氏はツイッターについて、「非常に有望であり、今や世界的な存在になった。素晴らしいビジネスだ」と絶賛している。
同氏はIT業界とのかかわりが深く、米アップルの取締役も務める。同社については「クック氏は素晴らしいCEOだ。彼独自のやり方で、スティーブ・ジョブズ氏の後を継いでみせた」と評価した。