米政府システムに不正侵入、人事情報にアクセス
ニューヨーク(CNNMoney) 米連邦政府機関職員の人事情報を記録したコンピューターネットワークが何者かに不正アクセスされていたことが分かった。米政府関係者が10日にCNNMoneyに明らかにした。
複数の関係者によると、3月中旬に米人事管理局のコンピューターネットワークが不正アクセスされた。米紙ニューヨーク・タイムズは「中国のハッカー」が不正侵入したと報じている。一方、サイバーセキュリティー担当の米大統領顧問は、攻撃の出所についてコメントを避けた。
人事管理局は全職員の身元調査を担当し、採用や賃金、年金といった記録のほか、極秘情報を入手できる人物についての情報も記録している。
こうした情報をもし、外国の政府や企業などが入手すれば、その人物を買収したり拉致したりするなどの方法で、極秘情報を引き出そうとする可能性もある。