アップルウオッチ、発表会場で触ってみた
現時点でひとつ判断できるとすれば、外見だろう。記者は手首が細いため、既存のスマートウオッチは大きすぎて格好がつかない。だが、さすがデザインを重視するアップルの製品だ。3つのモデルそれぞれに色の選択肢があり、サイズも38ミリと42ミリの2種類が用意されている。ストラップはスポーティーなプラスチックや高級感のある金属や革など、6種類から選ぶことができる。
小さい方のサイズを装着してみたところ、記者の手首にぴったりだった。やや大きめの腕時計という感覚。軽いので1日中着けていられる。カーブが手首に沿って密着し、脈拍センサーもうまく作動しそうだ。
ただし、スマートフォンがそのまま腕時計型になったと思ってはいけない。しっかりした内容の通信にはiPhoneを使う必要がある。もちろん、最初から併用が前提だ。
画面が小さいため、キーボード入力は難しいだろう。音声で入力するか、アップルウオッチのユーザー同士でトランシーバーのように会話することになる。
画面に指で描いた線などを送信できる「デジタル・タッチ」という機能もある。ティム・クック最高経営責任者(CEO)らがアップルウオッチの通信機能を説明する際に繰り返し強調した「親密さ」とは、このあたりを指すのかもしれない。