フェイスブック「メッセンジャー」にビデオ通話機能
ニューヨーク(CNNMoney) 米フェイスブックは27日、無料対話アプリ「メッセンジャー」にビデオ通話機能を追加した。欧米など一部の地域で、基本ソフト「iOS」または「Android」を搭載した携帯端末などから利用できる。
メッセンジャーの対話画面で右上に表示されるビデオカメラのアイコンをタップすれば、その相手とビデオ通話ができる。
同社が最近公開したデスクトップ版のメッセンジャーでも同様の機能が使える。携帯端末とデスクトップの間の通話も、近いうちに可能になるという。
ビデオ通話機能は当面、米国や英国、ノルウェー、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、ギリシャ、アイルランド、メキシコ、オマーン、ナイジェリアなど計18カ国で提供される。
メッセンジャーはこれにより、マイクロソフトの「スカイプ」やグーグルの「ハングアウト」と肩を並べることになる。
フェイスブックは昨年、メッセンジャーを単独のアプリとして分離してから、各種機能の拡充を進めてきた。今年に入り、友人への送金やオンライン注文の追跡といった機能の追加も発表している。
利用者は6億人と、フェイスブック利用者全体の約40%まで増えた。メッセンジャー上での音声通話はすでに、携帯端末からインターネットを経由する音声通話全体の10%以上を占めている。