フェイスブックが安否確認サービス、批判も パリ同時テロ
「外国在住のレバノン人は多く、家族や友人の安否を確認したかったはず」と指摘する利用者もいた。
こうした批判を受け、ザッカーバーグ氏はフェイスブック上で「確かに世界ではほかにも多くの紛争が起きている」と述べた。そのうえで「安否確認サービスの提供については、自然災害時に限定する方針を昨日変更し、人為災害への適用を決めたばかりだ」と説明した。
シュルツ副社長も「新たなことを始める時は、たとえ複雑な状況であっても初回を乗り切る必要がある。我々にとってはそれがパリだった」と語った。
安否確認サービスでは、現場近くにいるとみられる利用者らに安否を問う通知が送られる。利用者が「無事」「無事でない」「影響を受けた地域にいない」のいずれかを選ぶと、それがフェイスブック上の友人らに通知される。パリ同時テロでは3億6000万人が友人らの安否情報を受け取ったという。