フェイスブックが安否確認サービス、批判も パリ同時テロ
ニューヨーク(CNNMoney) 13日のパリ同時多発テロを受け、インターネットの交流サイト(SNS)、米フェイスブックは利用者同士が安否を確認できるサービスを提供した。事件後24時間のうちに、パリ付近にいた利用者400万人以上の無事が確認されたが、今回のサービス提供を批判する声も上がっている。
フェイスブックの安否確認機能は2014年に発表され、これまで5回の自然災害で利用されたが、テロなど人為災害でのサービス提供は今回が初めてだった。
12日にはレバノンの首都ベイルートでも連続自爆テロが発生し、多数の死者が出ていたことから、「なぜパリだけで」という批判が相次いだ。
フェイスブック利用者の1人は「パリで起きたのは本当に悲しい事件ですが、同じ日にベイルートという街もテロリストに攻撃されています」とコメント。フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)を名指しし、「なぜレバノンでは安全確認サービスを提供しなかったのですか」と問い掛けた。