ロボットが代わりに教室へ、病気の子どもの孤独を癒やす
「子どもたちは廊下を行き来したり、友人とランチに出かけたりできる。魔法が発生するのは授業の合間、ロボットを通じて友人と廊下を歩き、週末の計画や好きな食べ物、子どもらしい話題について花を咲かせるときだ。ロボットにより友人や級友、先生とつながっていることができる」
――この仕事を続けるうえでの原動力は。
「こうした子どもたちの生活を少しでいいから良いもの、少しでいいから簡単なものにできればと思う。実際には仕事ですらなく、私の歩むべき道であり天命だ。他のことをやるのは想像できない。こうした子どもたちと働くのが本当に好きだ」
「困った子ども1人を助けることができるたびに、グラハムが天使の羽をはためかせて天国から微笑みかけていると感じる。私にとっては息子の思い出を鮮明にしておくことが非常に重要。グラハムは本当に特別な子どもで、大人びていた。他人を助け、親切で思いやりにあふれた事をするのがいつでも好きだった」
「グラハムは愛にあふれていた。自分の中に特別な光を持っていて、その光が心から放たれるのが見えるようだった。グラハムの愛は私の仕事の中に生きているのだと信じている。彼を悼んでこの仕事をやることができるのは誇らしく光栄だ」