10代の過半数、「スマホ使いすぎ」を自覚 米調査
サンフランシスコ(CNNMoney) 米国の10代の半数以上がスマートフォンの使いすぎを自覚し、4分の1が手元にない場合、不安やさびしさ、動揺などを感じていることがアンケート調査でわかった。
スマホがない場合の不安感などは女子の方が強いともした。ただ、向き合う時間を減らそうと試みている10代も半数以上いた。
今回調査は米シンクタンク「ピュー・リサーチ・センター」が米国の13~17歳の743人、両親1058人を対象に実施した。
調査結果によると、両親の3分の2が子どものスマホの使用頻度への不安を抱えていた。半分以上は子どもの使用を目撃した場合、注意などしていた。
スマホを保持している米国の10代は全体の95%にも達する。ピューによる直近の2015年調査時と比べ20ポイント伸びていた。
今回の調査結果によると、10代の4人に3人が起床の直後にスマホ画面に目を向けると回答。オンラインにほぼ常時接続してゲームに興じ、ソーシャルメディアでのやりとりに注意するのは45%。半数以上がメッセージへの回答は即座に処理しなければと考えていた。
ただ、在校時にはスマホ利用が減少していた。学校側がこの問題への対応策を講じている効果としている。10代の半数以上が学校での利用時間は減っているとした。
両親のスマホ使用では、3分の1が過度な状態にあると認めていた。調査対象者の10代の半数は、両親が余りにもひんぱんにスマホに注意を向けているため、親子の会話が難しくなっていると嘆いていた。