米フェイスブック、独当局と連携 5月の欧州議会選控え
ニューヨーク(CNN Business) 交流サイト世界大手、米フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)は20日、ドイツ・ミュンヘンで行われた会合で、今年5月に行われる欧州議会選挙に向けて、偽のアカウントや誤った情報の取り締まりのためにドイツ当局と連携することを明らかにした。
ドイツ当局や企業、研究機関などと連携し、ドイツ国内や欧州全体における選挙介入に関するガイドラインの策定を支援するという。取り組みの詳細については明らかにしなかった。
フェイスブックは2017年にドイツで総選挙が行われた際にも当局と連携し、偽のアカウント数万件を停止していた。
フェイスブック幹部はCNN Businessの取材に対し、選挙戦の広告購入に関する新しい規則を導入する方針を明らかにしていた。
ドイツでの取り組みは、18年に米国や英国、ブラジルで行ったのと似たようなものになる見通し。これは、広告主に対して広告の購入前に身元の確認を要請するというものだった。米国では、社会保障に関連した情報や連邦政府機関発行の身分証のコピー、米国の住所の提供が求められた。
5月に行われる欧州議会選には欧州連合(EU)に加盟する28カ国の市民が参加する。インドでは4月から総選挙が始まる。