米サイバー軍、イランのハッカー集団に対する作戦を実行
(CNN) 米国家安全保障局(NSA)と米サイバー軍司令部(USCC)が過去2週間のうちに、イランのハッカー集団を標的とした作戦を実行したことが分かった。
米当局者が3日、CNNに語ったところによると、外国勢力による大統領選への介入を阻止する方策の一環。米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。
イラン革命防衛隊に協力するハッカー集団は先月、米有権者らに極右団体を装った脅迫メールを送り付けていたとされる。
作戦の詳細は不明だが、米当局者の1人は2日、CNNとのインタビューで、USCCが3日の投票日を前にサイバー攻撃への警戒を強化し、監視対象をロシアだけでなくイラン、中国のハッカー集団まで広げたと指摘していた。
同当局者によると、外国勢力に対するサイバー作戦は防御、攻撃の両面で、投票締め切りの後まで続行する予定。
国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)の高官は記者団との会見で、警戒態勢が今後さらに1~2カ月続くとの見通しを示した。