米グーグル、NYのオフィス拡張 2300億円でビルを購入
ニューヨーク(CNN Business) 米グーグルは21日、ニューヨーク中心部のマンハッタンで借りていたオフィスビルを21億ドル(約2300億円)で購入すると発表した。
ニューヨーク周辺の従業員1万2000人の大半が集中する約15万平方メートルの「ハドソン・スクエア・キャンパス」を拡張する計画の一環。貨物運送ターミナルだった同ビルを改装して持続可能性、適応性、接続性を高め、キャンパスの中核施設とする。
新オフィスは2023年にオープンする予定。市内で雇用する従業員は最終的に1万4000人に増やす。
同社は新型コロナウイルス感染拡大を受け、在宅勤務と出勤を組み合わせた職場環境を整備してきた。オフィス勤務の全面再開は来年まで延期し、従業員に永続的な遠隔勤務の選択肢も提供している。一方、公式ブログではビル購入の理由について、対面での共同作業が「私たちの将来の重要な一部だ」と説明した。
米IT業界ではフェイスブックも最近、ワシントン州シアトル近郊でアウトドア用品大手REIの本社ビルを購入。アマゾンはニューヨーク・マンハッタンでオフィス拡張を検討中と伝えられる。アップルも米国内の複数の都市での大規模な拡張計画を発表した。