フェイスブック社の3サービス、復旧始まる
ニューヨーク(CNN Business) 米フェイスブック社が運営するサービス「フェイスブック」と「インスタグラム」、「ワッツアップ」で米国時間4日昼に障害が発生した問題で、発生から約6時間が経過してサービスの復旧が始まった。
フェイスブック社は米東部時間午後6時半(日本時間5日午前7時半)過ぎにツイッターで、アプリやサービスが復旧し始めたと伝えた。「我々を当てにしている世界中の人々や企業の巨大コミュニティーに謝罪します」とも述べた。
フェイスブックは先ごろツイッターで「一部の人が我々のアプリや製品にアクセスしづらい状況にあることを把握している」「可能な限り早く正常な状態に復旧させるべく取り組んでいる」と説明していた。
障害追跡サイトのダウンディテクターでは、各サービスにつき数万件の報告が記録された。フェイスブックは約1時間にわたって全く読み込みができない状態となった。インスタグラムやワッツアップはアクセス可能だが、新たなコンテンツの読み込みやメッセージの送信ができなくなった。
障害の理由は現時点では不明。ただ、複数のセキュリティー専門家はドメインネームシステム(DNS)が原因の可能性があると指摘した。米シスコのインターネット分析部門「サウザンドアイズ」は米東部時間午後1時ごろ、同社のテストの結果、障害の原因はDNSで続く不具合であることが示されたと述べた。
DNSはサイト名をIPアドレスに変換する役割を担い、しばしば「インターネットの電話帳」と呼ばれる。
障害開始から4時間あまり経過した時点で、フェイスブックのマイク・シュローファー最高技術責任者(CTO)はツイッターで、「我々にはネットワークの問題が生じている。チームは可能な限り早いデバッグと復旧に取り組んでいる」と述べていた。