米メタ、VR端末を値下げ 新技術の普及目指す
(CNN) 米メタが、仮想現実(VR)端末2機種を値下げすることがわかった。値下げにより、自社の将来をかけた新技術の普及を目指す。
メタの発表によれば、上位機種の「クエスト プロ」の価格を999ドル(約13万5000円)と約500ドル引き下げる。低価格帯の「クエスト2」についても499.99ドルから429.99ドルに引き下げる。
クエスト2の引き下げは米国を含む10カ国以上で5日から実施される。クエスト プロの価格引き下げは米国とカナダでは同じく5日から。そのほかの国では、クエスト プロの価格引き下げは15日からとなる。
メタはブログへの投稿で、できるだけ多くの人々がVRを利用できるような手頃な価格のハードウェアの製造が目標だと述べた。
フェイスブックは2021年に社名をメタに変更。VR技術を活用した没入型インターネット「メタバース」の構築という大胆な目標を掲げた。それから1年以上が経過したが、野望の実現はまだ先のようだ。
クエスト2は、同カテゴリーの中では人気を博しているものの、依然としてニッチな市場となっている。