西側による戦闘機供与を「確信」、ウクライナ国防相
(CNN) ウクライナのレズニコウ国防相は3日、同国がここに来て欧米諸国に強く求める戦闘機の提供に一部同盟国が反対している現状があるものの、いずれは引き渡しに転じるであろうことを「確信している」との判断を示した。
ドイツ紙ビルトとの会見で述べた。ウクライナは「2~3種類の戦闘機を受け取るだろう」とし、「整備士、飛行場、維持修理や部品確保の問題が絡んでいる」と説明した。
欧州諸国がドイツ製の主力戦車「レオパルト2」の譲渡で最後には足並みをそろえたように、供与に踏み込む「いわゆる戦闘機連合」が形成されるであろうと考えているとも指摘。
同戦車の提供でドイツが初めは同調しなかったように、西側諸国は戦闘機を送り込むことを最初は認めないだろうとも話した。
ビルト紙によると、レズニコウ氏は会見で西側の同盟国はウクライナ人の戦闘機操縦士の訓練開始に向けた準備があることを示唆したとも言及。欧米諸国は、戦闘機がウクライナの防空能力の強化に必要な次の一歩であることを認識しているとも続けた。