引火性の液体積んだタンクローリーが横転・爆発、運転手死亡 米
(CNN) 米東部メリーランド州フレデリックで4日、引火性の液体を積んだタンクローリーが横転、爆発し、運転手が死亡した。
州警察の広報担当者によると、タンクローリーは同日正午前、樹木に激突して爆発を起こした。現場は同州の最大都市ボルティモアから西へ約80キロ離れた幹線道路。市当局は近隣住民に向け、現場に近付かないよう勧告した。
地元消防当局の責任者が同日午後の記者会見で語ったところによると、火災は数時間後に鎮火し、積載されたガソリン、軽油系の液体の流出は食い止められた。近くの川に危険物が流れ込む事態には至らなかったという。
州警察の発表によると、火災で民家6棟と車両5台が被害を受けた。消防当局の責任者は、民家1棟が居住不可能になったと述べた。
死亡した運転手の身元は確認されていない。ほかにけが人の報告はなかった。
先月3日には中西部オハイオ州で列車が脱線し、危険な化学物質が流出する事故があったばかり。フレデリックのオコナー市長は、周辺住民らが同事故のような事態を心配していると認める一方、市の下水システムに影響はないと説明。市当局者らが州の調査官とともに安全確認にあたっていると述べた。