アマゾン、9000人を追加削減 クラウドや配信部門も
ニューヨーク(CNN) 米アマゾンが9000人の追加削減を発表した。アンディー・ジャシー最高経営責任者(CEO)が20日、従業員に通知した。
同社は今年初め、コスト削減のために従業員を約1万8000人減らすと発表していた。
ジャシー氏によると、今後数週間でクラウド事業「AWS」、人事担当の「PXT」、広告、ライブ配信サービス「ツイッチ」の各部門を中心に、新たに計9000人を削減する。
同氏は通知の中で、これらの部門が前回発表した削減対象に含まれていなかった理由について、当時すべてのチームが検討作業を終えていたわけではないと説明。作業を急ぐより、決定した順に通知する方法を選んだと書いている。
ツイッチのクランシーCEOも20日、従業員への通知で、同部門で約400人の人員を整理する方針を確認した。
IT業界では同社以外にも多くの企業が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下での急成長から一転して人員削減に踏み切っている。
ジャシー氏は20日、パンデミックによる需要拡大を受けた採用拡大は理にかなっていたが、現時点と将来の不安定な経済状況を考えて厳しい決断を下したと述べた。
米フェイスブックの親会社メタも先週、昨年末に発表した1万1000人の削減に加え、新たに1万人を削減する方針を発表した。