公共の充電ステーション、FBIが「使用避けて」と警告
ニューヨーク(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は先週、ショッピングモールや空港にある充電ステーションにはマルウェア(悪意のあるソフトウェア)感染の恐れがあるとして、使用を避けるよう市民に警告した。
コロラド州デンバーのFBI支局がツイッターに投稿した。自分の充電器とUSBコードを持ち歩き、電源を使って充電することを勧めている。
公共の充電ステーションについては、セキュリティーの専門家らが長年、懸念を指摘してきた。2011年には、こうしたトラブルに「ジュースジャッキング」という名前も付けられた。
スマートフォンを充電コーナーにつないだだけで感染し、全てのデータが流出することもあるという。充電ケーブルは、スマートフォンからほかの端末へのデータ転送にも使えるケースが多い。
充電ポートにマルウェアが仕込まれている場合、メールや文字メッセージ、写真、連絡先など、どの情報が盗み取られてもおかしくない。
連邦通信委員会(FCC)も11日にブログを更新し、影響を受けている充電ポートを使用した場合、故意にデバイスがロックされたり、個人データやパスワードが抽出されたりする可能性があると注意喚起した。