米マウイ島山火事、ベゾス氏と婚約者が145億円寄付を表明
(CNN) 米アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏の婚約者、ローレン・サンチェスさんは11日、山火事に見舞われたハワイ州マウイ島の復興支援に2人で1億ドル(約145億円)を寄付すると表明した。
サンチェスさんはインスタグラムのアカウントに、「ジェフと私はマウイでの出来事に心を痛めています」と投稿。「あまりに多くのものを失った全ての家族や、壊滅的な打撃を受けた地域社会に思いをはせています」とつづった。
そのうえで、ベゾス氏と共同で「マウイ基金」を創設する考えを明らかにし、復興支援や今後判明するニーズに対応するため1億ドルを拠出すると表明した。
山火事は今週マウイ島を襲い、ハリケーン「ドーラ」の強風にあおられて延焼した。民家や企業が炎にのみ込まれ、これまでに50人以上が死亡、数千人が住む場所を追われた。
完全復興には何年も時間がかかる可能性がある。
情報筋が5月にCNNに明らかにしたところによれば、ベゾス氏とサンチェスさんは2019年から交際を続け、今年前半に婚約した。
ベゾス氏は現在アマゾンの取締役執行会長で、米紙ワシントン・ポストを所有する。米ブルームバーグ通信がまとめた長者番付によると、推定純資産額は1630億ドルに上り、世界3位の富豪となっている。