台湾TSMC、米国で15兆円投資へ トランプ大統領発表

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台湾積体電路製造の魏哲家・最高経営責任者(CEO)=2024年8月、ドイツ/Axel Schmidt/Reuters

台湾積体電路製造の魏哲家・最高経営責任者(CEO)=2024年8月、ドイツ/Axel Schmidt/Reuters

ニューヨーク(CNN) 台湾の半導体大手、台湾積体電路製造(TSMC)が、米国での生産事業に少なくとも1000億ドル(約15兆円)を投資するとの見通しが明らかになった。

トランプ米大統領が3日、魏哲家・最高経営責任者(CEO)、ラトニック商務長官、人工知能(AI)・暗号資産政策を指揮するサックス氏とともに、ホワイトハウスで発表した。

アリゾナ州ですでに稼働しているTSMCの半導体製造工場一つと建設中の二つに加え、新たに先端工場三つを建設するための資金で、数万人の雇用創出が期待される。

TSMCはこのほかにも、先端の半導体パッケージ施設二つと研究開発センターの建設を予定していることを確認した。

TSMCは米国内に、合わせて六つの製造工場と付属施設を持つことになる。トランプ氏によれば、米国での同社の投資は総額約1650億ドルに達する見込み。

トランプ氏は「世界最強の企業による素晴らしい動きで、わが国の経済安全保障、国家安全保障にかかわる案件だ」と述べた。

TSMCは半導体製造の世界最大手。トランプ氏は、同社の投資やほかの企業と進めている計画により、半導体市場に占める米国の割合が40%に拡大すると主張した。ただし、この目標を達成するには何年もかかることが確実視される。

米政権が半導体産業の基盤強化を図り、AIをめぐる中国との競争で優位を維持しようと努めるなかで、多くのIT企業が最近、米国内での大規模な投資を発表している。

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