シドニー・ベルリン・NY 都市別の年越しイベント10選<上>
エディンバラ
エディンバラで毎年大みそかに開催される年越しイベントは、12月30日に2万5000人以上の地元の人々が参加する「たいまつ行進」で幕を開ける。シェトランド州でバイキング時代の遺産を記念して行われる火の祭典「ウップヘリーアー」のバイキングの衣装を着た人々を先頭に、音楽隊がバグパイプやドラムを演奏しながら行進し、最後に市の中心部にあるカールトンヒルで花火が打ち上げられる。
さらに31日の大みそかには、「オールド・ラング・サイン(蛍の光)」を歌うために推定8万人の人々が街頭に繰り出す。恐らく、この曲の演奏としては規模、音量ともに世界最大級だろう。さらに今年は、英国の3組のロックバンド、マカビーズ、オーケー・ソーシャル・クラブ、シンプル・マインズが年越しライブを行う。
シドニー
オーストラリア人の有名人で大みそかの楽しみ方を知っている人がいるとすれば、それは歌手のカイリー・ミノーグだろう。今年、ミノーグは大みそかにシドニーで行われる年越しイベントの企画大使を務める。
この年越しイベントは、大みそかの昼間に航空ショーで幕を開け、続いて先住民の伝統行事である浄化セレモニーが行われる。オーストラリアの先住民アボリジニーとトレス諸島民の船でたかれた煙が港を漂い、悲観的な精神の水を取り払う。
その他に、家族向けの早めの花火大会やボートショーなども行われるが、最大の目玉は深夜にハーバーブリッジで開催される花火大会だ。今年のテーマは明らかにされていないが、主催者によると「観客を興奮させる新たな工夫」が施されるという。