海中30メートルにホテル、モルディブで計画承認
(CNN) 美しいサンゴ礁の海で知られるモルディブの島に、世界最大級の海中ホテルを建設する計画が進んでいる。観光省がこのほどゴーサインを出した。
高級リゾート「ウォーター・ディスカス・ホテル」は、SF映画に出てくる円盤のような形状のラウンジが海面から7メートルの高さに浮かび、そこからガラストンネルで結んで海中30メートルの地点に移動式の客室21室を配置する。
客室の窓外には色鮮やかなサンゴ礁が広がるという趣向で、非常時には部屋を水上に浮上させることもできる。高級レストラン、屋上プール、ヘリ発着場などの施設も整備し、ホテル内の施設から直接スキューバダイビングに行くこともできるようにする予定。
このホテルは、ポーランドのディープ・オーシャン・テクノロジー社がスイスの投資家の後押しを受けて計画した。デザインを手がけた設計士は、「美しいサンゴ礁の海に潜る勇気のない人も多い」「しかしここではベッドルームでくつろぎながら、海中の世界を探検できる」と説明する。
サンゴ礁に与える影響は最小限に食い止めたい意向だと同氏は強調。ホテルは砂地に建設して、サンゴを部屋の周辺に移植する計画だと説明している。