パリの観光客「国籍別」接客マニュアル 日本人は?
デジタル情報好きとされたのはオランダ人だった。
自国のフランス人については各国料理の試食を好み、観光客と見られることを嫌うと指摘。日本人の場合は、時々安心させる必要があるほか、決して不満を口にせず、ひんぱんにおじぎすると描かれた。
パリ観光局の幹部は英紙テレグラフの取材に「日本人観光客に対しイタリア人観光客と同様の方法で接触してはいけない。考慮すべき規範がある。それに適応しなければならない」と説いている。
パリではここ数カ月間、世界屈指の観光都市としての評判をおとしめかねない事件が相次いで起きた。
4月には窃盗事件が多発していたルーブル美術館が閉鎖に追い込まれ、5月はノートルダム寺院で男性が銃で自殺し居合わせた観光客をおびえさせる騒ぎがあった。