ギリシャ・コルフ島の空を流れる天体映像、撮影秘話
CNN:天体写真家を目指す人へのアドバイスを
メタリノス:大切なのは経験と知識。天体の動きと、それをカメラでどうとらえるかを知らなければならない。いつも天候が味方してくれるとは限らず、空が晴れるまで何カ月も待たされることもある。簡単にあきらめてしまったら、予想もしなかった特別な1枚を撮り損ねてしまうかもしれない。
CNN:使っている機材は?
メタリノス:長時間露出撮影ができるカメラ、三脚、カメラ用のリモコン。私はキヤノンのデジタル一眼レフ「EOS 40D」と三脚1台からスタートして、今では夜景用と風景用にあと3台の一眼レフを持っている。天体撮影用のCCDカメラや、望遠レンズ、望遠鏡も使う。「Stellarium」などのプラネタリウムソフトも役に立つ。
CNN:巨大な月が写っている写真の撮影方法は?
メタリノス:画面に収めたい光景から少なくとも数キロ離れた場所に望遠レンズか望遠鏡を設置し、焦点距離の長いレンズを使って月を大きく見せる。例えば要塞の遺跡の向こうから上る月を写した写真は、1000ミリレンズを使って8キロ離れた距離から撮影した。