本気でやせたいなら「減量休暇」? バケーションとダイエットを両立 =下=
(CNN) 5.キャニオン・ランチ(米)
アリゾナ州ツーソンにある、かつては牛の牧場だったキャニオン・ランチは、ソノラ砂漠の中にあり、約60ヘクタールの広さを誇る。今年35周年を迎えるこのリゾートは、まさに健康維持に欠かせない場所だ。
キャニオン・ランチの「生活の質の向上」部門の担当ディレクター、ジム・イーストバーン氏は「これは、最近流行りのダイエット法にうんざりし、ライフスタイル・アプローチを試したい人のためのプログラムだ。このプログラムは、ブートキャンプのような減量センターで過酷な減量に取り組む減量休暇ではなく、むしろライフスタイルの管理講座に近い」と語る。
キャニオン・ランチの最大の特徴は、豊富な医療スタッフだ。医師や臨床栄養士、運動生理学者、免許を持った行動セラピストなど、60人以上の健康の専門家を抱える。
プログラムの参加者は一連の医療診断を受ける。その結果に基づき、プログラム・ディレクターが各参加者に適した栄養・フィットネスコースを作成する。
食べ物との関係や、脳の運動、外出先での健康的な食事、代謝の最大化といったトピックを扱う講義も毎日行われる。
退職した特殊教育ディレクターのスーザン・アールさんはによれば、体重が約19キロ減ったほか、以前は高かったコレステロールの値が正常値まで下がったという。
7泊(1人部屋使用)で、すべて込みの料金は8650ドル(約90万円)から。