メキシコが世界に誇れる10のこと
6、カトリック
メキシコは、カトリック教徒の数が世界で2番目に多い(最も多いのはブラジルで、3番目に多いのはフィリピン)。メキシコ国家統計地理情報局によると、メキシコ人の83.9%がカトリック教徒だという。
メキシコの宗教的シンボルである「グアダルーペの聖母」は、メキシコだけでなく、恐らく世界で最も崇拝されている聖母だ。またメキシコ市にあるグアダルーペ教会は、メキシコで最も重要な巡礼地の1つであり、世界で最も訪問者の多い聖母マリア崇拝の地と言われる。毎年12月12日に、メキシコ全土から約500万人の巡礼者がこの教会を訪れる。
7、軽食
メキシコで「ビタミンT」として知られるタコス、トルタス、タマーレ、トスターダといった軽食は、メキシコの人々にとって日常生活の一部だ。
メキシコ人は常に出歩いているので、町の至る場所に屋台や露店があるのも無理はない。地下鉄に乗っていようが、下校中だろうが、会社の外で昼休み中だろうが構わない。メキシコの通りには、早くておいしい食事を提供する店が無数に存在し、新鮮な食材を使って客の目の前で調理してくれる。
8、ソープ・オペラ
1958年にテレシステマ・メキシカーノが、メキシコ初のテレノベラ(ソープ・オペラ)「センダ・プロヒビダ」を制作した。その56年後、テレシステマ・メキシカーノの後身のテレビサが740ものテレノベラを制作した。
ただ、筋書きは昔からあまり変わっていない。男女が恋に落ち、さまざまな悲劇的理由でいっしょになれないが、幾多の障害を乗り越え、最終的に結婚に至る。
テレビサは同社が初めて制作したソープ・オペラを輸出してから15年後、メキシコの外に豊かな市場を見出した。ソープ・オペラ輸出国の中でメキシコは最大の輸出量を誇り、他のスペイン語圏の国々に加え、中国、フィリピン、イスラエル、サウジアラビアにもニッチ市場を切り開いた。