深海のタイタニックを探検ツアー、代金1千万円 英旅行会社
(CNN) 深海に沈んだ豪華客船「タイタニック」を潜水艇を使って訪れるツアーを英旅行会社が企画し、2018年5月に初回ツアーを実施することが22日までに分かった。
タイタニックは1912年に沈没し、32年ほど前に沈没地点が見つかった。しかし2016年の調査の結果、船体は腐敗が進み、あと15~20年で崩壊する可能性があることが分かった。
今回のツアーは英ブルー・マーベル・プライベートが企画。8日間の日程でカナダのニューファンドランド島を出発し、チタンと炭素繊維でできた専用の潜水艇に乗って、大西洋の深さ約3200メートルの海底に沈んでいるタイタニックを見物する。
旅行代金は1人当たり10万5129ドル(約1175万円)。この料金は、タイタニックの最初で最後の航海で1等客室の乗客が払った料金に匹敵するという。
初回のツアーは既に売り切れ、次回は2019年夏の開催を予定している。
潜水艇は全長269メートルの船体の甲板や船首やブリッジ、そしてかつて豪華な階段があった船内の空洞を探索する。