「氷山通り」に巨大な氷山、見物客が押し寄せ カナダ東部
(CNN) カナダ東部ニューファンドランド・ラブラドール州フェリーランドの町の海辺にこのほど、巨大な氷山が漂着し、見物客が押し寄せている。
カナダ雪氷サービスはこの氷山を「大型」に分類した。つまり、高さ46~73メートル、長さ122~204メートルに達するとみられる。
16日はイースターということもあり人出も多かったが、見物人の女性は「みんなうれしそうな顔をしている。みんなあの巨大な氷山の美しさを堪能しているみたい」と語った。
流れてきた氷山を楽しめるのは春から晩夏までで、9月半ばには海は再び凍り始める。
北極海の氷が海流によりニューファンドランド島に沿って南へと押し流されてくることから、この付近の海には「アイスバーグ・アレー(氷山通り)」という異名が付いている。
CNNの気象予報士によれば、これほど大きな氷山が岸近くまで流されてくるのは珍しいという。
今年はまさに氷山の「当たり年」で、国際海氷パトロールによれば今週までに欧州と北米大陸を結ぶ航路上で648個の氷山が目撃されたという。平年であれば212個程度だから、その多さが分かるというものだ。